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コースタイム:パノラマ台(9:20)…三国峠(9:40)…鉄砲木の頭(10:20,10:30)…
切通峠(11:15,12:20)…平野(13:20) |
天候:
3/6 曇り |
★3月5日
今日は、平野の宿に移動するだけなので、のんびりだ。新宿から何度も電車を乗り換えて富士吉田に来たが、高速バスを使えば平野まで乗り換え無しで来ることができ、しかも安いことを知り、帰りは高速バスにすることにする。
後発のHさんと大月駅で合流し、富士吉田からバスで宿泊先の湖楽に向かう。雪がかなり激しく降り出した。明日の天気が心配だが、足早に雪雲が通り過ぎてくれることを願う。夜、明日の朝、東京を発つ予定のNさんから電話が入り、天気予報が悪いため、明日出発のグループは全員中止するとのことだった。
★3月6日
朝、起きてみると、青空が見え、良い天気だった。
朝食を済ませ、宿の方に三国峠まで送っていただく。三国峠だと言われて降ろされた所は、パノラマ台という三国峠の手前の展望の良い所だった。歩く距離が増えてしまったが、ここは素晴らしい展望だった。富士山がすぐ近くに大きく見え、その右には、南アルプスが赤石岳から北岳まで、薄日を浴びてくっきりと見えた。足下には、山中湖が鉛色の湖面を見せていた。
しばらく車道を歩き、20分ほどで三国峠に到着する。
ここから、三国山を往復するつもりだったが、山頂付近が樹林に覆われ、展望も良くない感じだったので、鉄砲木の頭に向かう。
少し登ると、左手にカヤトの雪原が広がり、展望が良く、気持ちよく歩ける。ただ、雪が深いために、木の枝が低く、顔の周辺に当たり、ちょっとうるさい。しかし、ほどなく山頂に到着。ここは、素晴らしい展望だった。眼下に山中湖、正面に南アルプス、左手に大きな大きな富士山と、最高の展望だ。ただ、さすがに寒く、体が冷えきる前に記念写真を撮影して、先を急ぐ。
尾根は、緩やかに下っていく。右手には、丹沢方面の山も見えてきたが、どんよりとした雲に覆われている。たぶん、東京の方がこちらよりも天気が悪いのだろう。少し、急に下り、小さなピークの手前を左手にトラバースすると、切通峠に到着する。ここで昼食を取り、真っ直ぐ平野に下ることにする。
サッカーのゴールのあるグランドを過ぎると、道も広くなり、車道となった。石割山方面には、青空も広がり、富士山には日が差し始めた。グランドは雪原となり、その上を兎が飛び回ったあとがどこまでも続いている。
平野について、さらに山中湖の湖畔まで行ってみるが、空には次第に厚い雲が広がりはじめた。富士山も輝きを失ってしまった。
宿に戻り、コーヒーをいただき、往復切符を買ってきたため電車で帰るHさんが路線バスに乗るまで見送り、Iさんと私は、高速バスで新宿に向かった。Iさんが、バスの中から、大きな富士山を飽きることなく見ていた。露地の向こうに、大きな富士山がどーんと見える、こんな所に住めたら幸せだなというIさんの言葉が印象的だった。
記:網干
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