硫黄岳山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
2名
健常者
4名
1
平成16年9月18日〜19日 硫黄岳 合計 6名 会員外 障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:9/18 桜平(13:05)…夏沢鉱泉(13:45)…オーレン小屋(15:00)
         9/19 オーレン小屋(6:25)…峰の松目(7:00)…赤岩の頭(9:00)…
             硫黄岳(9:30)…赤岩の頭(9:45,9:55)…赤岳鉱泉(11:25,11:55)…
             美濃戸山荘(13:55,14:20)…美濃戸口(15:20)
天候:
9/18 曇後霧
8/19 霧後曇

★9月18日
 茅野駅に降り立ち、予約していたジャンボタクシーに乗り込む。ジャンボタクシーは割安でありがたい。かなりの凸凹道を走って、桜平で下りる。キノコ取りの人たちが、かごにキノコを入れて、集まっていた。これから夏沢鉱泉で、キノコの鑑定をするらしい。桜平には、キノコ取りの人たちが大勢いたせいだろうか、車がたくさんあった。
 少し行くと、カモシカがいた。沢の向こうだったが、写真を撮らせてもらった。緩やかな道を登って夏沢鉱泉に着くと、テーブルの上にキノコを広げて鑑定中だった。中には松茸もあった。タマゴタケとベニテングタケの違いを教えてもらい納得。今度は、私もタマゴタケを取ることができるだろう?

 沢沿いの道をさらに行くとオーレン小屋に到着した。オーレン小屋は、新しい檜の風呂に入ることができた。そして、夕食はなんと桜肉のすき焼き! ちょっとしょっぱかったけど、汗で流れた塩分を補給できて、大満足。

★9月19日
 昨晩から、まだ雨は降り出していないようだ。ただ、外は濃いガスに包まれて景色は見えない。小屋のテレビで見た天気予報は、午前中曇りで、午後から晴れる予報だ。小屋のおいしい朝食を食べて、峰の松目に向けて出発。

 シラビソの密集した林を、緩やかに登り、峰の松目と赤岩の頭の鞍部に出た。AさんとTBさんはここで待っているというので、他の4人で峰の松目を往復する。ここは、今回一番の急登だった。シラタマノキが白い実をたくさん付けている。噛むとメンソレータムの味がするのだが、THさんは、甘みがあっておいしいという。急登が続いたが、ようやく峰の松目に到着。展望はないが、ここに来たのははじめてだったので、記念写真を撮る。

 AさんとTBさんが待つ鞍部に戻り、硫黄岳を目指して登る。雨も降り始めたので、雨具を付ける。樹林が切れ、ハイマツが出てくるとほどなく赤岩の頭に到着した。残念ながらガスで展望は全くない。ここで、TBさんは、待っているというので、他のメンバーで硫黄岳を往復する。ガレた道となり、岩場を通過すると、硫黄岳の山頂の一角に出る。サポートしていたAさんの様子がおかしい。感激で涙があふれてきたようだ。Aさんは、高度に弱く、体調に気を配りながら、今までで最も高度の高い山頂に着くことができ、感激したのだろう。山頂標識の前では、大きな声で「バンザイ」と言っていた。
 記念写真を撮って、TBさんの待つ赤岩の頭に戻る。そこから、樹林帯に入り、ジグザグの道を下って赤岳鉱泉に到着。ここでお昼を食べる。Aさんは、あまり喉に通らないようだ。

 北沢沿いの道を下り、堰堤広場から林道を行く。美濃戸山荘で、お茶をいただき、さらに林道を下って美濃戸口に到着。八ヶ岳山荘で、風呂に入って、最終のバスで茅野に向かった。

記:網干

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