根子岳山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
2名
健常者
7名
1
平成17年2月26日〜27日 根子岳 合計 10名 会員外 障害者
1名
健常者
0名
  コースタイム:2/27 奥ダボススキー場(7:50)…リフト終点(8:45)…
             根子岳(12:25,13:00)…奥ダボススキー場(15:15)
天候:霧後晴れ

 前日に菅平まで来て、ロッジがらん洞さんに泊まる。上田までは良い天気だったが、目が覚めると、そこは雪国だった。菅平は雪が降っていた。やはり、冬型気圧配置の影響を受ける地域は、全く天気が違う。ロッジでは、オーナーがピアノを弾き、みんなで歌を楽しんだ。

 27日は、ロッジ周辺は天気が良かったが、山の方は雲に包まれて見えない。それでも回復方向にあるのは間違いなく、ロッジの車で登山口の奥ダボススキー場まで送ってもらう。

 車を降り、ワカンやスノーシューを付けて、スキー場の中を登りはじめる。ワカンを付けるとついついペースが上がってしまい、Tさんが少しきつかったようだが、スキー場の終点を過ぎると、体調も良くなってきたようだ。

 周囲は、素晴らしい雪原が広がっている。霧に包まれて幻想的だ。広い雪原を過ぎるとゆるい登りに入る。先行パーティーのトレースがあるが、先日暖かい日があった時に溶けて凍ったようで、新たに積もった新雪の下はほとんど潜らない。どこでも歩けるが、少しでも楽をしようとトレースを頼りに登る。

 根子岳は今回が初めてだったが、非常に登山者や山スキーヤーが多い。多くのパーティーが追い越していった。
 ようやく右手に避難小屋が見えてきたので一休みし、さらに登りにかかる。傾斜が緩く、少しずつ高度を稼いで、登っていく。時折、薄日が差し、青空もうっすらと見えるようになってきた。周囲の樹氷が美しい。
 左手に小根子岳が見えてくる。あと一登りのはずだが、傾斜が緩いためにあそこが頂上だと思うと、さらにその先に続いているという状態を何回か繰り返し、ようやく12時25分に山頂に到着した。山頂は、大勢の人であふれていた。四阿山方面を見ると、やせた尾根に全くトレースが付いていない。四阿山にこちらから登るには、やせた尾根からかなり下って登ることになるので、冬はかなり厳しいコースになりそうだ。
 山頂は、小雪が舞っていて、残念ながら展望が得られなかったが、昼食を取り、記念写真を撮って下山にかかる。

 下山は、管理事務所方面に下ろうと、トレースをたどったが、スキーのシュプールに沿って下っていったら、最終的には元の奥ダボススキー場に下ることになった。
 下りはじめるとすぐに天気が良くなり、青空が上空に広がりはじめた。広い雪の斜面を、真っ青な空をバックに、思い思いに下ってくる。雪と青空のコントラストが、とにかく素晴らしい。
 先頭とラストの距離が空きすぎてしまい、先頭が見えなくなってしまったが、踏み後を順調に下る。正面の少し右側に、北アルプスの槍穂高連峰が見えてきた。左手には、湯ノ丸山や篭ノ登山がくっきりと見えている。小さな橋を渡ると、そこが奥ダボスのスキー場だった。ロッジに電話をして、車で迎えに来てもらう。ロッジに着き、四阿山と根子岳の姿を眺めながら、コーヒーをご馳走になった。

記:網干

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