奥久慈男体山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
1名
健常者
10名
1
平成19年10月28日 奥久慈男体山 合計 12名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
1名
  コースタイム:大円地登山口(11:00)…大円地越(12:25-13:00)…奥久慈男体山山頂
         (14:05-14:25)…男体神社(15:40-15:50)…大円地登山口(16:30)

天候:
快晴

 昨日、大雨を降らせた台風は、時速90km位で通り過ぎ、今日は日の出前から快晴だ。家を出ると、東の空が茜色に染まりはじめるころで、上空には明けの明星が煌々と輝いていた。東の空に出ていた月は満月だろうか?

 西金駅で、車できた人たちと合流し、TさんとAさんから、みんなを登山口まで運んでいただいた。車を降りると、目の前にこれから登る奥久慈男体山が、高く聳えている。形の良い岩山で、圧倒される。
 登山口から一般道を登る。この山の岩は、集塊岩だった。出来の悪いコンクリートのように、無数の石を集めて大きな岩になったようだ。しかし、黒々とした岩場には、紅葉が映えて美しい。

 ようやく着いた大円地越で、昼食にする。ぶどうや柿、リンゴなどの秋の味覚とみかんやいなり、おにぎり、漬け物などなどいろんな食べ物が振る舞われた。重くなったおなかを抱え、山頂に向けて出発する。標高が上がり、紅葉も次第に美しくなる。登山道の左側は、大きな岩壁が切れ落ちている。多くは樹林帯だが、岩壁の縁を歩くところがあり、過去にここから転落した事故も起きているようだ。
 そんなところを慎重に通過し、14時過ぎに山頂に到着した。山頂の祠から下を見ると、はるか下に紅葉の木々が見える。遠くまで遠望が利き、八溝山も見えていたようだ。南側に見えていたのは、高鈴山だろうか? 近くの岩壁をもった山も迫力がある。
 記念写真を撮影して、下山にかかる。山頂からは、袋田の滝方面に続く縦走路を行く。しばらく稜線を行き、途中で男体神社方面に下る。この道も、とても急で、転がったらひとたまりもないところが続くため、慎重に下る。舗装道路が大きく見えているのだが、なかなか着かない。それでも、気を引き締めて下り、ようやく男体神社に到着した。
 ここからは、車道を歩き、駐車場を目指す。西の空低く傾いた太陽が、山の斜面を染めていた。麓に住む人たちは、人里から離れてどんな生活をしているのだろう? 柿の実が山里の秋を彩っている。山羊がせわしなく鳴いていた。車に乗って水戸に向かい始めると、ちょうど夕日が沈んでいった。空を茜色に染めながら。

記:網干

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