ミツバ岳山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
3名
健常者
9名
1
平成20年3月23日 ミツバ岳 合計 12名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:浅瀬入口(10:35)…世附大橋(10:45-11:00)…滝壺橋(11:25)…
         ミツバ岳(12:50-13:50)…滝壺橋(14:50)…丹沢湖バス停(15:20)
天候:
晴れ

 新松田駅から西丹沢自然公園行きのバスに乗車して、浅瀬入口で下車する。ここには歩道のスペースしかないため、長いトンネルを抜け、世附大橋手前で自己紹介をする。今回は、千葉民報社さんから取材でSさんが同行する。今回のミツバ岳への登山道は、地図に書かれていないため、みんなで読図をしながら進む。道端には、タチツボスミレやフデリンドウが咲いていた。フサザクラやキブシ、ウメが咲き、アブラチャンと思われる木も花を付けていた。

 滝壺橋を渡ったところから、登山道が付けられていた。予想以上に非常に急な道だった。右手の沢に急角度で落ちた脇を登るため、慎重に歩いてもらう。地図に道は書かれていないが、しっかりした道だ。鹿除けの網の脇を通り、暗い杉林を登っていく。看板のある少しなだらかなところに出て、ここで休憩する。樹林の間には、丹沢湖が見えていた。この付近から上の杉林は手入れされている。チェーンソウで木を切り倒している人たちがいた。ミツマタもようやく現れてきた。さらに登ると、雑木林に変わった。あふれるほどの日差しが降り注ぎ、とても気持ちがよい。ジグザグに登っていくと、傾斜が落ち、山頂の一画に到着した。雪を抱いた丹沢の主脈が見え、反対側には富士山も見えてきた。すると、目の前には素晴らしいミツマタが現れた。咲き始めて間もない旬のミツマタは、黄色が鮮やかで美しい。山頂では、ミツマタに囲まれて少し遅い昼食タイムとする。

 ミツマタの前に記念写真を撮ろうと西側に行くと、富士山がよく見え、ここのミツマタは満開で素晴らしい。去りがたい気持ちを抑えて、1時間休憩の後、下山にかかる。広い山頂付近からの下り道は、赤テープがたくさん貼ってあるので、分かりにくいが、やや左寄りに下っていくと登山道がはっきりしてきた。下りは早い。雑木林から杉林へと順調に下っていく。登りの時に休憩したところで、休憩していると、下から捜索隊の人が二人上がってきた。何でも、道に迷った二人連れから通報があり、探しながら登っているところらしい。私たちは、山頂で4人くらいのパーティーに会ったが、迷った様子もなく、下っていったように思っていた。もしかしたらこのパーティーだったのかも知れない。話は全く違うが、捜索隊の方が、この山は持ち主の人は鷹ノ巣山と読んでいるそうで、ミツバ岳は誰かが勝手に付けた名前だと言っていた。

 ここから急な下りとなるため、男性陣がサポートを行い、慎重に下る。滝壺橋に下り立つと、パトカーが1台止まっていた。
 空はすでに、曇り空となってきた。喉を潤したくて、丹沢湖のバス停まで行くことにする。予想がぴたりと当たり、バス停の近くの店屋さんに、美味しいジュースが売っていた。
 新松田駅で解散し、ホームに行くと、降りる駅が分からなくなってしまった男の子とが1人で困っていた。記者のSさんと、Yさん、Aさんが残り、子どもを無事、目的地への電車に乗せてあげてくださった。
 ミツバ岳の山頂のミツマタは、山の持ち主の方が植えたものだそうだが、たくさんのミツマタが見事に咲いていました。ミツマタのない時期は何の変哲もない山ですが、この季節はお勧めの山となりました。

記:網干

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