白山(忘年)山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 6名 健常者 19名
平成24年12月16日 白山 合計 25名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:尼寺バス停(10:00)…桜山(10:45-12:15)…白山(12:30-13:00)…狢坂峠(13:35)…
        順礼峠(14:35-14:50)…七沢温泉入口バス停(15:10)
天気:快晴

 山仲間アルプを設立して10回目の忘年山行となる今回は、丹沢の入口にある桜山から白山への縦走とした。

 

 今年の最多参加賞は、22回参加のYさんだった。2位は19回参加のKさん、3位は18回参加のNさん。障害者部門の最多参加は、16回のFさんだった。今年度は、景品などを用意しなかったが、Iさんが今回参加した人の中からたくさん参加した人に、プレゼントをしてくださった。Iさん、ありがとうございます。

 

 また、大人の景品はなしにしたが、新人賞を受賞した小2のY.K君には賞状を送ることにした。ただ、今回の忘年山行には、他に二人の子が参加するので、その子たちにもそれぞれ「がんばったで賞」と「たのしかったで賞」を送ることにした。ところが、年月日の年を間違っていて、大失敗。他の間違いがあって修正したのだが、そこは気が付かなかった。やっぱり誰かチェックをする人が別に必要だと感じる。

 

 授賞式の後は、1班から歩きはじめる。紅葉が終わり、山道は落ち葉で埋め尽くされている。しかし、今日は異常なあたたかさだ。下着一枚で歩いても全く寒くない。そして、子どもたちは、元気に駆け上がっている。元気なのはよいが、すぐにK.Kちゃんからまだ休憩しないのという声がかかる。桜山の山頂までがんばろうと、励ましたりなだめたりしながら登っていく。

 

 落ち葉の上に羽根を閉じた地味な蝶がいるなと思ってみたら、一瞬、羽根を広げてくれた。羽根の表側は、とてもきれいな瑠璃色だった。帰って図鑑を調べたらムラサキシジミのようだった。

 

 桜山の山頂にテーブルがあったので、そこで昼食タイムとする。今回は、うどんとお汁粉を作って、みんなで楽しむ。「ワケギを持ってくるつもりが間違ってうどんを持ってきた」という人がいたと思ったら、「あれ、うどんを忘れてしまった」という人もいて、帳尻が合ってしまうところがおもしろい。桜山の山頂はとても展望が良く、遠くにスカイツリーも見えた。

 

 桜山から白山に向かう。ゆっくり行こうと思うのだが、子どもたちはどんどん先に行ってしまう。ほどなく白山神社に到着。ここが山頂かと思ったが、山頂はもう少し先にあった。山頂には、展望台があり、とにかく、関東平野の地平線が丸く見えるほどの広い範囲の展望がある。右手には大山が見え、その左には能登半島方面、中央付近には江ノ島が見え、三浦半島や房総半島も見えていた。もちろん都心のビルやスカイツリーも見えている。

 

 白山から、狢坂峠を経て、順礼峠に向かう。小さなアップダウンだが、以外と長く、良い運動になった。順礼峠が近づく頃、子どもたちが大きな声で、一人ずつ名前を呼び始める。今回参加していないぴーまんさんの名前まで、何回も呼んでいた。Fさんに「鬼ごっこをしよう」と呼びかけ、順礼峠では、Fさんが子どもたちの鬼ごっこに付き合ってくれた。Fさん、本当にありがとうございました。

 

 順礼峠から七沢温泉側に下り、バスで本厚木に行き、予定していた忘年会を行って、今年の労をねぎらい合い、盛り上がって、今年を締めくくることができた。今年1年のみなさまのご協力に深く感謝いたします。

 

                                                                 記:網干

 

《参加者の感想》 

 忘年山行白山は自分一人の参加予定でしたがSくんの参加を聞き、孫たちも急遽参加させていただくことになりました。
 朝早いのにもかかわらず二人は元気でみんなに会えることを楽しみに朝からハイテンションでした。新宿駅でみんなにあったときはもう興奮炸裂、Sくんと手をつなぎ合って離れない。子供は表現が素直でいい、そういう気持ちはいつまでも持ってもらいたいものです。

 自己紹介の際、Yは新人賞をいただきました。Aさんから表彰状をいただき、はにかみつつ、とても喜んでて。ばあちゃんも感激してしまいました。Kは「たのしかったで賞」、Aさんからのサプライズに感謝です。

 わたしは最多賞2位で、Iさんからのサプライズに感激しました。Iさん、ありがとうございました。大事にします。

 

 白山の登山は子供たちにとっては公園の中でのハイキングのようではじめから飛ばしていく。もみじの絨毯を蹴散らしながらどんどん歩いていってしまう。足が軽い、身が軽い、心も軽い。なにも考えず走って遊ぶ子供たち。子供たちから受けるエネルギーはすごく純粋で透明かつ強力だと思う。

 

 白山の手前、桜山の大きなテーブルをお借りしてうどんを作る。食材はなると、あぶらあげ、人参、しいたけ、まいたけ、ミツバとどんどん出てくる。関西風の薄味でおかわりしてしまった。

 

 デザートにおしるこ登場。Aリーダーもお餅を半分に切っている。みんなで作りあげる楽しさと美味しさは格別です。お姉さまがたのいきおいであっという間に出来上がり、あっという間に完食。あ~なんて幸せなんだろう。贅沢な時間を過ごさ せてもらった。子供たちの思い出がまた増えて、大人になっていつかこんなことをするときがきて、この時の思い出がふと頭をよぎるときがくるのでしょう。アルプの温かい人たちに触れて成長していく子供達。年に何度もチャンスはないけれど、それでも会えばその時間はあっという間に埋まってしまう。そんな山仲間アルプに出会あえたことは、幸せです。

 

 おかげさまで今年もいろんな山にいけました。今年を振り返るとどきどきする山ばかり。山っていろんな顔を持っていて、厳しくて優しい。そんなことを感じます。Aリーダー、そしてそのときの仲間に感謝してます。ありがとうございました。

 皆様、来年も またさらに成長していく孫たち同様、よろしくお願いします。

                                                              記:S.Kさん

 

 白山展望台からは、江ノ島や、東京スカイツリーが、霞んでいましたが、見えてとても展望の良い山でした。また、忘年山行にしては、冬装備では、大変暑い一日でした。山頂でのうどんも、大変美味しく、具材もたっぷりで、大満足でした。デザートの、おしるこも、以前より学習して、汁少なめで、上手に作っていただき、飽きのこない甘さで、満たされました。

 

 続いて、コーヒーや、おフランス性のお菓子までいただき、山でのフルコースをたっぷり味わえて最高でした。

 お昼の材料の手配をしていただいた皆様、忘年会の一次会の幹事を、つとめていただいたYさん、二次会を手配して下さったS.Kさんを含め、参加された皆様、ありがとうございました。

                                                              記:M.Kさん