日の出平山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 0名 健常者 6名
平成25年6月23日 日の出平 合計 6名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:那須ロープウェイ(9:30)…牛ヶ首(10:05-10:20)…日の出平(10:40-10:50)…
        南月山(11:10-11:45)…白笹山(12:20-12:30)…沼原湿原(14:00-15:00)
天気:曇り一時晴れ

 梅雨時のため、天気予報が難しく、週末の予報がころころ変わった。直前になって、土曜日は雨の可能性が高くなり、日曜日が晴れとなったため、参加者が少人数であることもあって、日程を変更し、日曜日に実施することとした。

 

 土曜日も天気が良かったそうだが、日曜日もまずまずで梅雨時としては、十分好天の部類だった。

 

 ロープウェイを下りて茶臼岳の山腹を巻くコースを歩き始める。雲が多いが青空も見えて、すがすがしい天気だ。ビンズイがさえずり、足下にはコイワカガミやマルバシモツケが咲き、ベニサラサドウダンも真っ赤な色を目立たせていた。

 

 牛ヶ首に着くと尾根の反対側の風景が広がる。高山植物が美しいと言われる流石山から大倉山がよく見える。水蒸気をもうもうとあげる無間地獄に行かせていただいた。シューシューと激しく吹き出す音がしている。山は生きているんだなと感じる。

 

 牛ヶ首から尾根を登って今日の目的地、日の出平に登る。足下にはツマトリソウやマイヅルソウが咲き、振り返ると茶臼岳がよく見える。ウラジロヨウラクも咲いていたが、足下を見ると、コイワカガミの白花が目に付いた。周囲には白花がいっぱいある。この付近のコイワカガミは全て白花だった。白花を見たのは初めてだったので、感激だった。

 

 日の出平は展望なかったので、写真も撮らないで出発した。日の出平から南月山への尾根は、展望が良くとても気持ちよく歩ける尾根だ。ヤマオダマキが咲いていたと思ったら、一つだけ白花のヤマオダマキを発見した。キバナノヤマオダマキとも違って、とても品の良い白花だった。

 

 右手を見ると、姥ヶ平の池が見え、沼原の池も見えた。南月山で少し早いが昼食タイムとする。茶臼岳がよく見え、展望の良いところだ。大倉山の左奥に、雪を抱いた山が見えたが、帰ってきて調べてみると、どうも越後山脈の御神楽岳方面だったかもしれない。

 

 南月山からガスの中を歩いて白笹山に向かう。白笹山は展望もなく、標識がなければ山頂とも思わず通り過ぎてしまいそうなところだった。

 

 白笹山から少し急な登山道を下りると、沼原湿原の駐車場に到着する。タクシーの時間まで50分ほどあるので、湿原まで行くことにする。湿原は、レンゲツツジやニッコウキスゲ、コバイケイソウなどが咲き、すばらしいところだ。休憩していたら、トキソウも見つけた。また、カッコウやホトトギスなどが鳴き、イカルが「お菊二十四」とさえずり、アカゲラが巣で鳴き声を上げる雛たちにえさを運んできたが、私がいたためかなかなか巣に近づかなかった。写真を撮ろうと待っていたが、申し訳ないので、あきらめて駐車場に戻った。

 

 今回は、きつい登りなどもなく、展望を楽しめ、最後に沼原湿原も楽しむことができて、とても良かった。今度は秋に来たり、高山植物が美しい流石山に行こうかと話が弾み、最後に板室温泉で汗を流して帰路についた。

                                                                 記:網干