浜石岳山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 1名 健常者 3名
平成29年1月15日 浜石岳 合計 4名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:由比駅(9:55)…浜石岳(12:10-12:55)…由比漁港(14:40-15:00)…由比駅(15:20) 天気:晴れ

 週末が近づくにつれ、気温が低下し、太平洋側の地域でも大雪になるところがでてきた。山行当日は、非常に寒い朝となる。片道3時間の電車の旅を楽しみながら、東海道線の由比駅で下車する。

 

 由比駅で着込んできたダウンジャケットなどを脱ぎ、薄着になって歩きはじめる。まずは、車道歩きとなる。東海道線沿いに沼津方面に歩き、「浜石岳」の看板を確認して、車道を左に折れる。

 

 それほど急ではないが、長い登り坂の舗装道路を上っていく。振り返ると、駿河湾の向こうに伊豆半島も見えてきた。メジロが群れで木々の間を飛び交っている。ジョウビタキやルリビタキ、ヒヨドリ、ホオジロも見つけられた。大切なミカンには袋がかぶせてある。

 

 今回は、ほとんどの道が舗装されている。車も時々上がってくる。見晴らしの良いところで休憩し、さらに舗装道路を上がっていく。駐車場となっている広場を過ぎ、少し行ったところで、ようやく山道を歩くことになる。そして、山頂に到着。

 

 山頂はすばらしい展望だ。残念ながら富士山や南アルプス方面は雲に隠れていたが、駿河湾や伊豆半島がすばらしく、箱根の山々や愛鷹山、沼津アルプスなどがよく見える。西寄りに目を移すと三保の松原方面がよく見え、遠くに御前崎も見えている。草原となっている山頂は、少し風があるが、日差しを受けていると比較的暖かい。

 

 計画より長い時間休憩し、下山にかかる。予定では、薩埵峠に下るつもりだったが、分岐点を間違えたようで、浜石野外センターに出てしまった。ここから道標に沿って下ると、駐車場の上に出る。

 

 ここからは来た道を下ることにする。駐車場の外れに来たとき、何か動物を発見。なんと、キツネだった。キタキツネは山で出会ったことがあるが、本州のキツネは初めて。夢中でシャッターを切る。たぶん、誰かが食べ物を与えたために、人の傍に寄ってくるようになったのだろう。

 

 登ってきた車道をぐんぐん下って、駅の近くまで下りてくる。由比漁港では新鮮な桜エビが食べられるとのこと。少し寄り道をしてみる。まだおなかが空いていないので、私は食べなかったが、桜エビ入りの味噌汁をサービスしていただいた。港にはたくさんの船が並んでいる。ユリカモメが鳴き、イソヒヨドリの雌も姿を現してくれた。

 

 駅まで戻り、また3時間の電車の旅を楽しみながら帰路についた。

 

                                                                 記:網干