今日は、かなり暖かくなる予報だが、朝はまだ寒い。薄手のフリースとダウンを着て家を出る。電車の車窓からは、満開の桜が楽しめる。
今日は、石巻からGさん親子が参加する。高尾からの電車で合流する予定だったのでショートメールで連絡を取り合う。前から2両目に乗ったということなので行ってみるが見当たらない。遠くから来た人に土地勘がないのは当たり前。たぶん、後から2両目に乗ったのだろうと思い、メールを送るとその通り。電車が出発して、少ししてからGさんが前から2両目まで来てくれた。Gさんとは、昨年の東吾妻山以来の再会。Rちゃんとは5年前の磐梯山での交流登山以来になる。変わらないGさんと、成長したRちゃんに会えてとても良かった。石巻より一足早い桜も楽しんでもらえたことだろう。
甲斐大和駅でバスに乗り、竜門峡入口で下車する。竜門橋を渡ると、竜門峡遊歩道は車道に沿って左側に行くことになっているが、地図はすぐ右に折れるようになっているので、橋を渡ってすぐあった道を歩いてみる。しかし、すぐに行き止まりになったので、道路まで戻る。
道路を少し行くと遊歩道への道があった。まずは、コンクリートで固められた道を歩く。周囲にはキブシが咲いている。少し行くと山道となる。早春に咲くスミレが咲いていた。タチツボスミレに似ているが、葉に赤いフが入っているので、それを目印に返ってから調べることにする。
9年前に竜門峡に来たときは、5月だったので新緑がきれいで、フデリンドウやアカネスミレも見られたが、今回は、まだかすかに芽が出始めた程度の木が多い。桜も咲いていない。それでも、ウグイスやミソサザイなど、留鳥のさえずりも聞かれる。夏鳥たちはまだ渡ってきていないようだが、甲斐大和駅ではイワツバメが見られた。
沢沿いを歩いていくと、落合3つの滝への分岐に着く。せっかくなので、滝を見に行くことにする。細い橋で日川を渡り、急な階段を登っていく。少し行くと滝を見る展望台に着く。ここで集合写真を撮る。迫力があるわけではないが、3段の滝が見られた。
日川を渡る橋には、手捕まれるようにしっかりしたロープが張られているので、チロリアンブリッジができないか試みてみたが、ねじりが大きく身体が滑らないのでできなかった。ねじりのせいよりも、バランスの悪さに原因があるとも思えるが?
沢を歩いて行くとミソサザイを見つけた。メジロと同じくらいの小さな鳥だが、賑やかな声でさえずる。
沢を渡ったところにある東屋で昼食タイムとする。9年前もここでお昼を食べたことを思い出す。
東屋から、近道を通って車道に出ることもできるが、せっかくなので最後まで沢沿いに行くことにする。少し行くと大きな鳥がいた。飛んだときに青い部分が見えたのでカケスであることが分かった。すぐにいなくなることが多いが、今回はしばらく近くの木に止ったりしてくれた。
平戸の石門や木賊の石割ケヤキを楽しみ、蜘蛛淵の大きな釜を見に行く。最後は、大きな堰堤から流れ落ちる水流を見て、車道へと登っていく。
車道に出たところに栖雲寺があった。そこから車道を15分ほど歩くとやまと天目温泉に着く。バスは、約30分後にあり、その次は3時間ほど後だ。温泉に入りたいので、タクシーを呼ぶことにするが、すでに予約で埋まっているため、次のバスと同じになってしまう。そのことがわかり、一度風呂に入った人もすぐに出て、すぐに来るバスで帰る人が多くなった。
3時間後のバスで帰ることにした4人は、温泉でゆっくり休むことにした。最後はバタバタしたけど、鳥たちを見たり、初春の渓流を楽しむことができました。
記:網干
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