今日は、関東南部は雲が多い予報だが、埼玉県は晴れ時々曇りの予報だ。小川町が近づく頃には、きれいに晴れてきた。
先月の台風による大雨被害のため、バスは皆谷までで白石車庫までは行かない。そのため、橋場からほぼ往復するコースに変更した。
橋場で下車するが、まだ寒い。それでも歩きはじめればすぐに暖かくなるので、ダウンもフリースも脱いで出発する。
しばらく車道を歩き、途中で山道に入る。そしてまた車道に出る。きれいに紅葉したカエデの木がある。さらに行くと、ミカン直売所がある。Sさんがゆずを買ってみんなに振る舞ってくださる。
大きな銀杏の木のあるところで、左に折れてさらにコンクリートの道を登っていく。次第に高度が上がってくる。車道に飛び出し、少し行くと粥新田峠だ。大霧山方面の登山道は、立ち入り禁止になっている。台風の影響でこの付近の登山道・ハイキング道はすべて立ち入り禁止になっている。安全確認が終わっていないからだろう。しかし、ヤマレコのレポで、山頂までは問題ないことを確認していたので、東屋で休憩した後、出発する。
最初は少し急坂だったが、山頂が近づくと平坦になってくる。そして最後の一登りで山頂に着く。山頂からは、すばらしい展望が広がる。正面に両神山、その両側には八ヶ岳の赤岳と蓼科山の山頂部が見える。左手奥には甲武信ヶ岳が見え、奥秩父の山が連なり、雲取山も見える。さらに左端には武甲山が見えている。両神山の右手には、二子山が見え、その右には、浅間山が見えている。さらに右には四阿屋山や白砂山など志賀高原の山が見え、さらに右手には、雪を抱いた谷川連峰が見える。その右には燧ヶ岳があり、右端には日光の山々が見えている。標高がわずか767mの山とは思えない大展望を満喫できた。
昼食後、写真を撮って山頂を後にする。粥新田峠まで戻り、車道を少し戻ってから、左手に行く。ずっと車道だが、しばらく行くと、牧場に出て、すばらしい展望をもう一度楽しめた。バイクのツーリングやドライブを楽しむ人たちが多く、帰りの車道は車などに要注意だ。下っていくと、笠山や堂平山が見え、右手には登ってきた大霧山が見えてきた。
朝登った車道に合流し、橋場に下る。予定より1時間ほど早いバスに乗って、小川町に向かった。
記:網干
《参加者の感想》
眺望がよいと聞いていたので、晴れを願っての参加でした。早朝は雲がありましたが、徐々に好天になりました。
台風の影響でバスが終点まで行かない、と聞いていたので、登山道も荒れているのかと少し不安でしたが、なんの問題もなく、殆ど登山者にも会わない、静かな山を歩けました。
歩き始めは、ミカン畑を抜けました。よく実っていて、冬らしい低い日差しをうけて光っているように見えました。 道路側に落ちていた一個、息子は美味しそうに食べていました。
息を切らし気味に頂上に到着すると、あまりにも山々がよく見えて、どこから見て何に感動してよいか分からないくらい…貸しきりの頂上で贅沢なランチタイムでした。
遠くの名峰の静かな佇まいが見られる最高の眺望でした。
「みかん直売所」の看板に騙されて?購入となった柚子のお裾分けと、ズボンや靴についた大量の小さな実は、楽しかった一日の笑みがこぼれるお土産です。
ありがとうございました。
記:F.Iさん
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